動脈硬化とは
動脈硬化とは、血管が固く(細動脈硬化)なったり、血管の内側が凸凹になったりする状態(粥状硬化)のことを指します。
肌の「しわ」や「しみ」のように、年齢とともにある程度みられてくるものですが、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、あるいは喫煙により飛躍的に進行します。
その結果として、脳卒中や心臓病が引き起こされてきます。
からだのすみずみまで行きわたっている血管の動脈硬化を診断するには、超音波診断装置による頸動脈エコー検査や血圧脈波検査が基本になりますが、影響をもっとも受けやすく、かつ重大な病気を引き起こす脳の検査も重要になります。
そのため、頭部MRI検査は、動脈硬化の診断・治療にとりわけ重要な検査です。
当診療所では、診断はもちろん動脈硬化の原因である生活習慣にまで踏み込み、日本動脈硬化学会が作成した冠動脈疾患発症予測アプリを利用しながら、動脈硬化の進展予測を行い、確かな根拠にもとづき動脈硬化を診断・治療していきます。
動脈硬化の危険がある人
- 男性45歳以上 女性55歳以上
- 肥満(BMI(体格指数)25以上)
- 運動不足
- 喫煙者
- 血圧が高い(最高140以上、最低90以上)
- 血糖値が高い
- コレステロールが高い
- 尿酸値が高い